japanese.china.org.cn | 07.09.2015

第5回-世界経済危機下での日中協力

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第5回フォーラムは2009年に開催された。2008年の世界金融危機後の初のフォーラムであったことから、会議の主題と参加ゲストの注目は困難な回復の道を歩む世界経済へと集まることとなった。中国は経済危機の衝撃を持ちこたえたことから、アジアの隣国と世界から改めて評価を受けた。フォーラムでは、中日両国の経済界から、経済交流の密接な両国が経済面での連携を促進・強化し、アジアと世界の経済の回復に貢献することへの希望が示された。

フォーラム後、双方は「大連宣言」に署名し、次のような認識を示した。「今回のフォーラムが『世界経済危機下での中日協力』をテーマにしたのは、新しい中日関係の創造のために対話のレベルを上げていくという精神の表れである。中日両国はアジアさらには世界で最も影響力を有する国であり、国際金融危機が世界経済に重大な挑戦を投げかける今日、両国の経済情勢はアジア及び世界の経済発展にとって極めて重大な影響を与えている。両国の経済連携強化は、双方が共同で困難を克服し、地域の経済成長を引っ張り、世界の景気を回復する積極的な役割を果たすものである。参加代表は、今回の金融危機をきっかけに、今後中日両国がより実務的な姿勢で協力を全面的に強化し、連携しながら危機に立ち向かうべきであることを確認する。それは時代の流れであり、また国民の望む方向でもある。両国の経済発展及びグローバルな景気回復にとっても非常に重要な意味を持つ」。