japanese.china.org.cn | 07.09.2015

第4回-アジアの未来と日中関係

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中日両国間では「破氷」と「融氷」に続いて、「迎春」と「暖春」の相互訪問が実現された。両国首脳はさらに「『戦略的互恵関係』の包括的推進に関する中日共同声明」にも調印した。4回の首脳相互訪問と「共同声明」は中日関係を最高点へと押し上げ、両国がともに困難を克服して勇気を持って前進するというビジョンを人々に与えた。

第4回フォーラムでは、「北京-東京フォーラムが両国関係の改善に積極的な役割を演じた」ことが確認され、「フォーラムの使命は長期的なものでなければならない」ことが指摘された。当時の共同世論調査によると、両国民の相互理解はまだ不十分で、両国民の互いの国に対する印象には大きな違いがあり、両国関係にはまだ堅固な土台が築かれていないことが明らかとなっていた。

フォーラムでは次のような指摘がなされた。「両国民は中日関係が互いにとって非常に重要であることを認識している。両国は、より多くの国民に支えられた多層的な関係を発展させ、中日関係の討論に両国民を幅広く参加させ、自由な発言がなされるようにする必要がある。フォーラムの価値はまさにそこにある」

第4回フォーラムには、両国の各分野から110人の有識者が集まった。人数の多さとレベルの高さ、議題の広さはいずれも、フォーラム設立以来の最高に達した。中日両国の各界が両国の交流・協力の発展を重視し、フォーラムが中日両国各界の人々を引きつける大きな力を持っていることを示す回となった。フォーラムは、両国が理性的に対話する舞台となり、テーマは当初の政治やメディアから、食品や環境、安全など両国が関心を寄せる幅広い話題へと広がった。