japanese.china.org.cn | 07.09.2015

第2回-アジアの未来、新しい日中関係

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北京-東京フォーラムの第1回が成功したことから、第2回フォーラムはより多くの注目を引きつけ、さらに重量級のゲストが参加することとなった。中国側からは、王毅・中国駐日大使(当時)が出席した。日本側は、第1回の参加者は27人で、そのうち政府の背景を持った人は参院議員と前財務省財務官、前通産省次官がそれぞれ一人の3人で、そのほかはメディア界や学術界、経済界の関係者だった。第2回フォーラムの日本側参加者の総数は同じ27人だったが、政府関係者としては、安倍晋三・内閣官房長官(当時)や塩崎恭久・外務副大臣(当時)、中川秀直・自民党政務調査会長(当時)、中谷元・前防衛庁長官、前通産省次官、前財務省財務官などが名を連ねた。

第2回フォーラムでは、テーマが中日の2カ国からアジアへと広げられ、ゲストらはアジア全体の視点から中日関係の将来を討論した。分会のテーマが「中日全面交流・協力の推進」「中日関係とアジアの未来」であったことからもそれは見て取れる。

中日双方はフォーラムで、中日両国の関係改善において「公共外交」が果たす役割の重要性が確認され、中日両国の「政冷経熱」の局面をこうした面から改善することに期待が示された。趙啓正はスピーチで次のように指摘した。「中日関係は、両国の目前の利益と長期的な利益にとって重要であるだけでなく、アジア全体の未来にとっても極めて重要である。中日両国の間では、さらに充実したパブリック・ディプロマシーを展開しなければならない。その役割は主に、両国間のマルチルートの交流を通じて、両国民間の正しい理解と認識を促し、両国の政治・経済関係の発展に幅広い民意の土台を提供することであり、その意義は深い」

フォーラム終了後、中日両国の参加ゲストは共同声明に署名し、双方の会談の成果を文書の形で確定した。