japanese.china.org.cn | 10.09.2015

日本の篆刻家師村妙石氏、「方寸の芸術」が中日の文化を結ぶ

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師村妙石氏の作品 良渚の響きシリーズ1・「雲」

■「愛」を用いて、戦争に対し「NO」と訴える

今回の師村氏の展覧会は、非常に「中国色」が色濃く出ている。中国的な要素を使用しているだけでなく、さらに中国社会や国情、時代の変化なども鋭く察知している。北京五輪を記念して中国に寄贈した社会主義の核心的価値を内容とする「中国の夢・十二祈望」という10点の篆刻作品は、師村氏が日本人の視点から中国の発展過程を記録したものだ。今回の展覧会の最大のテーマは、「愛」だ。これは、抗日戦争勝利70周年を記念した作品であり、かつて中国を侵略した日本の国民が表現した祈りでもある。師村氏は、作品の創作の意図について、「同展覧会は大連での展示が終了した後、7月15日から煙台で始まる。どちらもかつて日本の侵略に遭った都市であり、この展覧会を通して日本人の気持ちを表現したいと思っている」と真剣な表情で語った。

師村妙石氏の作品「2度と戦わない」

 

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