japanese.china.org.cn | 13.06.2016

日本初の漢字ミュージアムが竣工 中日交流を促進する学びの場に

タグ: 漢字,ミュージアム,程永華,中日交流

漢字ミュージアム竣工式前日、京都・清水寺森貫主のもとを訪れた程永華駐日大使(右から2人目)と福田康夫元首相(右から1人目)」

漢字ミュージアム竣工式に出席する学者

日本初の漢字ミュージアムの竣工式が6月1日、京都で行われ、中国の程永華駐日大使夫妻、韓国の駐日大使夫妻らが出席した。同館は、(公財)日本漢字能力検定協会が建築した。

2004年12月2日、当時の小泉内閣の福田康夫官房長官の指導のもとで、文化外交の推進に関する懇談会が設立された。05年7月、同委員会の青木保座長は全委員を代表し、小泉前首相に報告書「『文化交流の平和国家』日本の創造を」を提出。その中に、漢字、漢文をより重視し、青少年の人文精神の根基と共通の教養基礎を固めることが明記された。長年の企画と各方面の努力を経て、漢字ミュージアムがついにできた。

ミュージアムに入ると、まず中央に立つ漢字の柱が目に入る。この柱は高さ10メートルで、日本の各辞書にある5万字以上の漢字が書かれている。1階と2階にはゲームで漢字を学べる施設があり、来館者はパネルや映像を通して漢字の形、読み、意味、歴史を知ることができる。髙坂節三館長は、「このミュージアムが漢字文化を知る場所、中日交流を促進する楽しい学びの場になることを望んでいる」と述べた。

八坂神社、祇園に隣接する同館は6月29日に一般公開され、年間約20万人の来館者を見込んでいる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月8日