japanese.china.org.cn | 13.06.2016

第7回全国高校生日本語スピーチコンテスト、決勝戦が北京で開催

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中日青年交流センターの王悍忠副主任が式辞を述べる

中日青年交流センター、特定非営利活動法人エデュケーションガーディアンシップグループ(NPO法人E.G.G.)、在中国日本国大使館が共催する「第7回全国高校生日本語スピーチコンテスト決勝戦」が、北京世紀劇院で開かれた。全国17省・直轄市から選ばれた20人の選手が、同日のコンテストに参加した。

今回の決勝戦のテーマは「中日の茶文化について」。選手は異なる角度から、茶文化および中日文化への理解と印象を語った。スピーチと質疑応答の駆け引きを経て、上海外国語付属外国語学校の楊康寧さん(男)、東北育才外国語学校の劉柏言さん(女)が一等賞を受賞した。2人は中国を代表し、7月に日本で開催される世界大会に出場する。

楊さんは今回のコンテストを振り返り、「茶文化は非常に幅広い話題だ。適切な切り口を見つけるため、資料探しに多くの時間をかけた。発音を練習するため、毎日日本語のニュースを聞き真似をした」と話す。楊さんは2ヶ月後の世界コンテストに自信を示し、努力を続けると表明した。

国際協力機構(JICA)から派遣された日本語教師ボランティアの大滝夕さんは今回、指導教員としてコンテストに参加した。大滝さんは、日本語スピーチで最も難しいのはイントネーションだと指摘した。彼女は生徒のイントネーションを訂正するため、粘り強く何度も指導した。また生徒が学業が忙しいにも関わらず、コンテストのために努力している様子を見て、励まされたという。

同コンテストは2010年に始まる。6年間の発展を経て、国内で一定の権威と影響力を持つ、日本語スピーチコンテストの一つになった。今回は全国17省・直轄市の43校の選手83人が出場し、過去最多の出場者数となった。

中日青年交流センターの王悍忠副主任は式辞の中で、「国家間の友好は民間の友好にあり、民間の友好の礎は交流にある。交流の基礎的なツールは、言語だ。中日両国の青少年は、相手国の言語を学び、両国の文化と歴史を理解することで、意思疎通・理解・友好を促進し、中日の友好を次に伝える基礎を固めるべきだ」と述べた。

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