japanese.china.org.cn | 26.09.2016

北京―東京フォーラム、中日関係のブースターに

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注目を集める第12回北京―東京フォーラムが27−28日にかけて、日本の東京で開催される。同フォーラムは2005年の初開催以来、中日民間外交の「ブースター」としての大きな力を発揮してきた。特に中日関係が微妙な時期である今日において、同フォーラムは長年に渡り蓄積してきた成功の経験を十分に活用・発揮し、中日関係を完全に好転させ、正確な軌道にのせ着実に運行させるため、力を注ぐべきだ。

今年のテーマは「世界やアジアの平和・発展に向けた中国の役割と協力」であり、時宜にかなっている。現在の中日関係は「逆流のなか、進まなければ退く」という重要な時期を迎えている。重要というのは、現在の中日関係が国際情勢・地政学が複雑化する大環境にあるためだ。新時代に突入した中日関係は、どのように発展するべきだろうか。どのように位置づけられるべきだろうか。中日関係の発展により生じるさまざまな問題にいかに対応するべきだろうか。今年の同フォーラムの開催は、これらの厄介で敏感な問題を解決するため良案を模索する。

まずは、良好な中日関係を築くため、日本側は右翼政治家の第二次大戦の侵略の歴史認識などの敏感な問題・分野における間違った言行を効果的にコントロールする必要がある。中日関係の発展は、日本側が第二次大戦の侵略の歴史と罪を率直かつ勇敢に認めることを前提として実現される。日本の右翼勢力が第二次大戦の侵略の歴史について、中国人の民族的感情を著しく損ねる出過ぎた言行(靖国参拝など)をさらに激化させるならば、中日関係の発展を脅かすばかりで、中日関係になんら有益な要素をもたらさない。

次に、良好な中日関係には、日本側が公平で客観的かつ平和的な態度により、中国の正常な発展と成長を見据える必要がある。現代の中日関係は、120年以上前の中日関係とは異なる。120年以上前の清朝末期の中国は貧しく衰弱しきっていた。当時の中日関係は、極端に不均衡で「歪んだ」両国関係だった。120年以上の時間が流れた今日の中国は、すでに経済規模が世界2位の、世界的に決定的な力を発揮する重要な行為の主体だ。現在の中国の発展と成長をいかにとらえるべきか。時代と共に進む姿勢により新時代の中日関係を見据えるにはいかにすべきか。公平で客観的・平和的な態度で中日関係の前向きな発展を促すにはいかにすべきか。この以前は存在しなかった問題は現在、回避できない重要な問題として日本側に突きつけられている。これらの問題を直視せず、効果的に解決しなければ、中日関係は積極的な発展が難しくなる。時代は急速に発展しており、これらの問題をより差し迫ったものにしている。日本側は躊躇し、手をこまねいて見ていることができない。日本側は心を落ち着け、新時代の中日関係をいかに発展させるべきかを冷静に考えるべきだ。

 

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