japanese.china.org.cn | 14.09.2015

ロボット社会到来の予感-日中ロボット産業協力に向けて

タグ: 日中ロボット産業協力

 

 

◆ 日本でのロボット産業日本では、経済産業省がロボット産業を将来的な基幹産業として位置づけ、その育成に向けた取り組みを行っている。日本政府は、「日本再興戦略・改訂2014」で掲げられた「ロボットによる新たな産業革命」の実現に向けてロボット革命実現会議を開催し、2014年9月から6回にわたり行われた会議での議論の結果として、「ロボット新戦略」を2015年1月27日に発表した。

このロボット新戦略では、これまで日本が「ロボット大国」としての地位を確立してきたことを踏まえ、少子高齢化と生産年齢人口の減少、社会保障費増大といった問題を抱える中で、課題解決に向けてロボットを活かしていく可能性が広がりつつあることを紹介している。

 

◆ 夢に見た未来像とロボット社会我々が子供のころテレビでよくみたアニメには、数多くのロボットが登場する。鉄腕アトムや鉄人28号など、悪者を退治する正義のロボットヒーローの活躍に心を躍らせていたものだ。逆に悪人に利用され、またロボット自身が意思を持ち暴走することによって、人間を支配する世界を描いた作品もある。

日本の著名な漫画家、故・手塚治虫氏の描いた鉄腕アトムが誕生した日は2003年4月7日、情操教育のための電子頭脳を持った人型ロボットとして作られた。2003年といえば、今から12年前のことだが、今もってアトムのような精密な人型ロボットは実現していない。しかし、細かな関節の動きや人工知能の開発など、より進化したロボットの実現に向けて前進していることは間違いない。

 

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