japanese.china.org.cn | 15.09.2015

中韓FTA締結、韓国が日本に先んじる

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中韓両国は6月1日、正式に自由貿易協定を締結した。これは現時点で、中国にとって貿易額が最大の、範囲が最も全面的な自由貿易協定だ。協定の発効後、中韓貿易の90%以上の商品がゼロ関税となる。これは両国の経済成長を促し、中国の経済成長率を0.3%、韓国の成長率を0.96%引き上げると分析されている。

中韓がついにFTA締結に漕ぎ着けた。これは「意向が明確であればすべての困難を克服できる」という成功例であり、その縮図である。韓国は中国の重要な隣国であり、中韓FTAは中国の開放的な真の態度を世界に示した。これはまた世界に対して、韓国が中国の自由貿易相手国になれたということは、世界の多くの国もなりうることを示した。

北東アジアの中日韓という主要経済体のうち、中韓がFTAを締結し、日本が後れを取った。後者はこれにより、一定の圧力を受ける。中韓の2014年の貿易額は2905億ドルで、中日の3124億4000万ドルと大差なくなった。日本がためらい続けるならば、中韓貿易はまもなく東アジアの貿易で最大の規模になる。これは地域全体の貿易の重心になり、日本の経済的影響力を食い込むことになる。

韓国は米国の同盟国であり、かつ中国が自国にとって最大の貿易相手国になることを歓迎し、中米と良好な関係を維持している。各国とうまく折り合いをつけ極端を避けるその傾向は、東アジアで特に際立っている。成熟しバランスの取れた戦略は、アジア太平洋の新しい先進国としての重要な競争力になろうとしている。

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