japanese.china.org.cn | 25.10.2015

第11回北京-東京フォーラムが閉幕 両国の交流に新たな啓発を

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中国外文局と日本の言論NPOが共同で主催する第11北京-東京フォーラムが25日午前、北京で幕を下ろした。会期2日にわたる会議で、中日両国の各界から出席した500人超の代表は「困難と措置:長期的な健全で安定した中日関係をいかに発展させるか――東アジアの未来と中日両国が果たすべき役割」をテーマに政治・外交、経済・貿易、安全保障、メディア・文化、地方交流などのサブフォーラムで両国が直面する問題や困難について率直な交流を行い、新しい時空条件においていかに協力と交流を展開させるか、中日の戦略的互恵関係をいかに進めるかの面で正しく明快な見解を提供し、会議は円満に成功した。

「中日コンセンサス」の発表なしで一致

今回のフォーラム前に発表された日程に「中日コンセンサス」の発表があったが、最後に「コンセンサス」が発表されなかったことが関心を集めた。

最後に開かれた記者会見で、主催側の中国外文局の周明偉局長は、「今回のフォーラムでは出席者の数、討論した議題、話題の深さ、双方代表の率直さのどれもが予想を上回り、双方出席者が高く評価した。双方の有識者が自分の意見を率直に述べる場を提供することこそがフォーラムの最も重要な主旨である。今回の会議で代表が討論した内容そのものが最も重要な成果であるため、形式的にし、討論時間を犠牲にしてコンセンサスにまとめる必要はない。この点でも、双方代表は共通認識に達した」と説明した。

今回のフォーラムの3つの特徴

国務院新聞弁公室の蒋建国主任は次のように述べた。「中日コンセンサス」を発表しなかったのは双方の討論過程で矛盾や大きなずれがあったためとの見方もあるが、そうではない。フォーラムの開催、中日民間の友好的発展の促進は双方が完全に一致した観点であり、少しも矛盾はない。コンセンサスを発表したかどうかでフォーラムの成功を決めることはできない。フォーラムが成功したかどうかは、大きな影響力があるか、積極的な役割を果たすかで決まる。今回のフォーラムは新しい1年の出発であり、代表の両国の課題に関する討論は高度なものであり、両国の経済・貿易関係の推進、民間交流の促進などの面で実質的な考えが出され、フォーラムは成功といえる。

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